骨粗しょう症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。日本には約1000万人以上の患者さんがいると言われており、高齢化に伴ってその数は増加しています。

骨粗しょう症により骨がもろくなると、転ぶなどのちょっとした衝撃で骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、背骨や大腿骨（太ももの付け根）などです。骨折が起きると、痛みで動けなくなり、背骨が折れると背中が丸くなったり、身長が縮んだりします。

骨粗しょう症は圧倒的に女性、特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や老化に関連すると考えられています。

当クリニックでは、背骨および大腿骨で正確に骨密度を測定するDEXA法を用いた最新骨密度測定装置を導入しています。

当院での骨粗しょう症治療には内服薬や注射などによる治療を行っています。骨は私たちの体や日常の活動を支える大切な器官です。骨粗しょう症を予防し、骨を健康に保つことは、健康寿命を延ばすことにもつながりますので、定期的な骨粗しょう症検診をおすすめします。